周辺は田や畑が広がり、隣接して清流が流れ、向こうに小高い山を望むなど日本の原風景というべき環境です。そこで木造平屋とすることで周囲の農家や民家とも一体感のあるシークエンスを創出。建物を分節し雁行させることでヒューマンスケールを実現し、建物と環境の調和だけでなく、人と住まいの調和を図っています。屋根は庇の長い寄棟作りとし、外壁は焼杉板張りを想わせる濃い焦茶と白い漆喰風の仕上とし、棚倉に残る古民家や蔵、あるいは武家屋敷などと共通のイメージとすることで、入居者だけでなく周辺住民にとっても親しみのある施設を創出しています。
所在地:福島県棚倉町大字関口字豊郷
敷地面積:9,998㎡
延床面積:4,544.6㎡
構造:W造・地上1階
主要用途:広域型特別養護老人ホーム・デイサービスセンター
竣工:2014年9月
施工:秋山ユアビス建設
東京都千代田区内神田1丁目18-11
東京ロイヤルプラザ503号室
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